コトコト日記


カテゴリ:日々のこと( 604 )



ぬぬぬぬぬ〜 夏バテ

d0177251_22205538.jpg
伊勢外宮前料理店 cocotte山下 店主です。

思ってもみなかった
身に余るほどの
自分では絶対に選ばない
不安要素たっぷりの
ミスマッチな
事を
なぜか
することになる

頼まれたり、降って来たりするとウズウズする

しかもなぜか全力で取りに行く(笑)

それって実は自分のボーダーを超えていくってことじゃないのかなぁと最近思っている

自分の描いたボーダーラインは自分一人ではなかなか超えられない
超えようと思った時点でもう新しいボーダーが描かれている(自分で)

自分一人では行けないところまで、引っ張り出してくれるのはいつも自分ではない誰か
そもそも引っ張り出すつもりも無く
ポロリと何かを置いて去っていく感じ

断れなくはないんだよ

断れば良かったのかも…

気付いたら拾い上げてこじ開けてる

やってみたいんだね
できそうにもない事
知らない事

たいしたことないボーダーライン
自分の描いたボーダーライン


無くてもいいんじゃない?

どうでもいいか(笑)


一緒にいて面白いのは、”いつでも変われる用意があります”って人
って誰かさんが言ってた

いつでも変われる用意しておきたいものだ


今日もぬぬぬぬぬ〜な話
読んでいただきありがとうございます











[PR]


by ise-cocotte | 2017-07-27 22:20 | 日々のこと

八月のお知らせ

d0177251_19051994.jpg
伊勢外宮前料理店 cocotte山下 店主です

八月朔日の朝粥は、梅と大葉のリゾット、茄子の揚げ浸し付き¥800です。
今月はお弁当はお休みさせていただきますね。

8月1日18:00〜外宮さんの浴衣で千人お参りイベントに合わせてココット山下では3つのお楽しみを企んでいます^ ^


1. バルデオレオのマスターオサムと、ココファームワイナリーの醸造家 西さんをお迎えして、オサム4品+山下4品に西さんがワインをそれぞれ合わせる ワイン×料理のペアリングセット8種類 各種¥1000  18:00〜21:00


2. 河野求氏によるギターソロライブ 18:00〜21:00 の間に3回ほど(出入り自由)


3. ココファームワイナリー西さん、バルデオレオ マスターオサム、河野求氏、山下の過去現在未来を語る脱線フリートーク座談会 21:00〜? (無料、ドリンクオーダー歓迎、出入り自由) ”この日ばかりは、伊勢が世界の中心やと思って料理作ります”  ーマスターオサム談




意気込み満載の料理とワインを楽しみにいらしてくださいね!


皆様、暑さに負けず健やかにお過ごしくださいね^ ^


いつもありがとうございます!


[PR]


by ise-cocotte | 2017-07-25 14:54 | 日々のこと

coco右衛門の会 (蕎麦とワインをcoco山で)

伊勢外宮前料理店 cocotte山下 店主です。

7周年を迎えるにあたり、
やりたかった事を少しづつ形にしつつあります。

8月3日木曜日 coco右衛門の会

柿右衛門の西村とcocofarmwineryの醸造家の西、cocotte山下の山下がそれぞれの今を持ち寄り、お客様と一緒に味覚の旅に出てみようというたくらみ夜会です。


柿右衛門で普段は打たない十割蕎麦や、蕎麦がきとブルーチーズの組み合わせ、フォアグラとだし巻きの出会いetc…


醸造家の西も初めてだという蕎麦とワインのペアリングコース。


オーガナイズする山下は、ただただ楽しみでしかない。


ご用意できるのは、最大16席です。


早めのご予約がオススメです。




8月3日木曜日


18:00〜 蕎麦打 *見学自由


19:00〜 ご挨拶&料理、ワイン説明


19:10〜お食事スタート


21:30  お開き予定




メニュー


アミューズ :当日のお楽しみ  *山下


ブッラータチーズと無花果と生ハムのサラダ  *山下


蕎麦がきのフリット、ブルーチーズの香り、出汁と共に *哲平


フォアグラの出汁巻き *2人合作


鴨のロースト、茄子のムースとコンソメジュレ  *山下


十割蕎麦  *哲平


蕎麦粉のミルクレープ、エスプレッソの香り  *山下




西さんセレクトのワイン6種セット


お一人様10000


ワイン6種ハーフポーションセット


お一人様8500




ワインは西が現在セレクト中です、決まり次第順次upしていきますね。




*今回は、ワインと料理のマリアージュを思い切り楽しんでいただく趣旨の会です。


ご参加の方には皆様にワインセットをご用意させていただきます。




また、お一人様でのご参加大歓迎です!


ご予約は0596259910まで^ ^


いつもありがとうございます!


d0177251_07495846.jpg


[PR]


by ise-cocotte | 2017-07-15 07:45 | 日々のこと

出発!

伊勢外宮前料理店 cocotte山下 店主です。

今日から8日土曜日まで、出張してきます。
夕方に別所温泉駅に着けばokなので、朝は行けるよ〜と言いながら、
出勤するともう出る幕無しの店主です。
ありがたくモーニングコーヒーを頂き、一本早い電車に乗って名古屋着…
一週間を気持ちよく過ごす為のハーブティを購入し、
ワイドビューしなのはもうすぐ出発します!

行って来ます!
どんな一週間になるかとワクワクしつつ、緊張感で眠れない店主であります(笑)

今日もありがとうございます!
d0177251_13014563.jpg

[PR]


by ise-cocotte | 2017-07-03 12:53 | 日々のこと

たとえばね

伊勢外宮前料理店 cocotte山下 店主です

たとえばね

綺麗に整えられた庭園を見て

綺麗だなぁって思うけれど

心の何処かでなんか 引っかかりが無いなぁって思う事がある

綺麗かどうかっていうのは大切な事だけれど

はっとする風景って

自然がつくり出す 剥き出しで 本質的な 生命力そのものを感じる

残るべきものが残り

絶えず変化する

そう思うと 人ひとりの人生も

組織も

自然に営んで行くうちに

はっとする瞬間をいくつもいくつも生み出して

変わりながら次に繋がって行くのかと思った

GWのはじまりでした。

今日もありがとうございます^ ^
d0177251_16385617.jpg



[PR]


by ise-cocotte | 2017-05-01 16:22 | 日々のこと

求む!


伊勢外宮前料理店 cocotte山下 店主です。

cocotte山下と山下製パン所では、私達の店を一緒に運営するスタッフを募集します。

自分達の力で店を動かし、繋げていく気持ちのある方の応募を待っています。

0596-25-9910 担当 山下

いつもありがとうございます!
d0177251_16131369.jpg


[PR]


by ise-cocotte | 2017-01-06 16:12 | 日々のこと

来月の朝粥

d0177251_22275481.jpg


お間違いなく〜^ ^

いつもありがとうございます!
[PR]


by ise-cocotte | 2016-12-02 22:26 | 日々のこと

マリちゃん(その4)

d0177251_00553001.jpg



伊勢外宮前料理店 cocotte山下 店主です。

マリちゃん達のウェディングは、会場が決まって一安心。とはいかなかった。

マリちゃんは、ウェザインさんと会場とcocotteの間で挟まれて、どちら向いても一生懸命で疲れている様子だった。

私がいらん事言ったせいで、いろいろややこしい事になってしまったなぁ…と、本当にこれで良かったんかなぁ…と途中私は心配になって、ウェザインさんに聞きにいった。

”私はお節介が過ぎることがあるので、聞きに来たのですが、小川夫妻は本当は困ってませんか?
私が全力で料理したいと言ったばかりに、いろいろ難しくなってませんか?”

担当の吉原さんは、満面の笑みで即答してくれた。

”cocotteさんの料理を出したいというのがお二人の一番の希望なので、山下さんは遠慮なく突っ走って全力出しきってください!”

これを聞いて安心した。

やり切るぞ!

と。

やる気満々な私とは逆に、マリちゃんは不安でいっぱいだった。

ウェディングの詳細を考えなきゃならない段階で、自分達がやりたいウェディングとは?の迷宮に迷い込んでしまったみたいだった。

そもそもなんでウェディングパーティをやるのか?

ある時マリちゃんは言った。

”私達は、じゃないのがいい2人なんです”

何や?それ?

最初は意味がわからなかった。

聞くと、

”私達、こういうのじゃないのがいいよね〜とか、あんなのじゃないのがいいよね〜って、じゃないばかりで、こうしたいとか、これじゃなきゃっていうのが無い2人なんです”

これじゃ、ウェザインさんにプロデュースをお願いする意味がない…とマリちゃんは困り果てた顔だった。

そこでウチのスタッフの中の既婚者に聞いてみた。”結婚式どうした?すんなり決まった?”

スタッフのリエちゃんは、
”旦那がほぼ全部決めました”と言い

”え?そういうの花嫁が決めるんじゃないの?”

と聞くと、

”基本信頼してるんで”

と、さらりと言った。

”基本信頼してるんで”

この言葉にマリちゃんは更に頭を抱えることになった。

”ああああ〜。私、基本信頼してないんだぁ〜”

一同爆笑…マリちゃんらしい…

でも、さすがウェザインさん!打ち合わせであれこれ話しながら、2人をちゃんと納得の入り口まで連れて行き、腹にストンと落ちるところまで導いてくれた。

そして、マリちゃんと小川がウェディングのコンセプトにしたのは

”めぐりめぐってあたりまえ”

いろいろいろいろあったけど、今まで出会った方々に、

あたりまえに感謝したい。

特別変わったウェディングじゃない

めぐりめぐってあたりまえ。

そんなウェディングパーティにしたいと2人は決めることができたのだ。

そんなこんな日々を乗り越えての当日、

料理はと言うと、

野菜のテリーヌ伊勢菜園のブーケを添えて
小川夫妻が大好きな野菜たっぷりのテリーヌ
花嫁のブーケをイメージしたサラダを添えました

焼きなすの冷たいスープ
小川が伊勢に赴任して初めて入ったレストラン(cocotte山下)で初めて食べて心に残ったスープ

伊勢海老のパイ包み 空芯菜のソテー添え
列席者は全員県外からのお客様ばかり。
せっかく伊勢に来たんだからということで!

松阪牛のローストビーフ 宇陀金ゴボウ添え
せっかくなので、やっぱり松阪牛!
野菜バイヤーの小川一押しの宇陀金ゴボウを添えて

オペラ
小川夫妻のリクエストはチョコレートケーキ
これから大人の階段を登って行く2人に、
チョコレートケーキの中でも幾層にも重なった
味わいが大人なケーキ 洋梨のソルベ添え

まめもさんのハンドドリップコーヒー
スタッフが並んで一斉にハンドドリップ

そして乾杯は、ココファームワイナリーさんの”あわここ”
小川と初めて会ったあのワイン勉強会に講師として来てくれてたのはココファームワイナリーの西さんだったから^ ^

ワインも同じくココファームワイナリーさんの
農民ドライと農民ロッソ

やりきった。時間もぴったり!

私達cocotteメンバーは新旧合わせて12名、相可高校の生徒さん11名、総勢23名での料理提供だった。

私の人生の中で、今後こんなに大勢のスタッフを動かす瞬間は来るだろうか?

指示が次々と行き渡り、皆がキビキビと働くフロアを見ながら、あ〜気持ちいい〜と密かに思った。

いろいろいろいろいろいろいろいろありましたが、マリちゃんに感謝!小川に感謝!ウェザインのみなさんに感謝!相可高校の先生と生徒さんに感謝!列席のお客様に感謝!


マリちゃんが退職してから今日までの2年間ちょっと。

ある時言ってくれた言葉が胸に残っている。

”私は、今はシェフのお手伝いしかできないけれど、いつか、もっと力をつけて、シェフと対等になれる日が来たら、その時はシェフに力を貸せる人間として役に立ちたいね、と小川と話したんです”

って。

2人が忘れても、私は忘れないぜ!

2人といつかまた力を合わせて何かできる日まで!

お幸せに〜


長文お付き合いありがとうございます!













[PR]


by ise-cocotte | 2016-10-14 23:26 | 日々のこと

マリちゃん(その3)

d0177251_00471081.jpg


伊勢外宮前料理店 cocotte山下 店主です。

マリちゃんとは、在職中は挨拶程度しかしなかったのに、退職してからは本当によく話した。

マリちゃんはいつも、言葉1つ選ぶのも出してはしまい、違うの探して出してはまた引っ込めて、自分の気持ちになるべく近い言葉で伝えようとして、いつもあらぬ方向に行き、しっくりこない様子だった。

そんなマリちゃんの話を聞きながら、彼女の選ぶ言葉と言葉の間にある真意を一緒に探していく作業は、私にとってはとても楽しいものだった。

だいたい、人は皆違うから、だいたい伝わればokという時も場合もあるし、この人にはココだけはわかってほしいという時もある。

わからないからこそ、思いやれるという事もあるし、わからないから功を奏す事もある。

私はその辺、話を言葉の連なりだけでなく、風景として伝えたいと思うところがあるので、なんか共感できた。

同じ言葉でも横に緑の森があるのと、忙しい朝のラッシュの風景があるのとでは、意味は違ったものになると思うのである。

マリちゃんの言葉を拾って、想像力を働かせ、確認しながら、できるだけマリちゃんの心の中を空気中に生み出す。共同作業のようで、話した後は、ちょっと疲れるくらいの楽しい時間だったし、自分も考えさせられた。

そんなマリちゃんと小川の結婚式作りはすんなりとは進まなかった。

もともとウェザインさんのウェディングは、自由度が高いのが魅力で、結婚する2人の意見がとても大切なのであるが、

when why where how が、???だったせいか少し時間が必要だった。

年が明けてお正月気分も抜けた頃、2人はウェザインさんに再訪した。

2人は丁寧なヒアリングを受け、ウェディングに対する価値観を共有し、ようやくウェディングのコンセプトが決まり、次の打ち合わせに向けて準備しなければならない案件を抱えて意気揚々と奈良に帰る前にcocotteに寄ってくれた。

そして嬉しいことに、2人は私にウェディングの料理を担当して欲しいと依頼してくれたのだ。

結婚式には呼んでもらえるかなぁ?ワクワク^ ^

くらいに考えていた私は、

最初ビックリしたけど、嬉しくてすぐに快諾した
のも束の間、その内容を見せてもらって私は何か嫌な予感がした。

その予感は、ただただ私の心の中だけの問題で、
”やる気が出ない” という、何とも申し訳ない大人げない感情だった。

全力を出し切れない=喜んでもらえない

そんな様子が頭にすぐに浮かんだ。

普通だったら言わないかもしれないけれど、私はそのままなんとかやりきる気になれなかった。

”ごめん。これ、悪いけど全くやる気にならんわ”

言ってしまった後、しまった!って思ったけどもう遅かった。

2人の顔は一瞬にして曇り、

しばらく無言になった。

そんな中、小川がまず口を開いた。

じゃあ、よりシェフがやりやすいやり方を探しましょう。

そしてすぐにウェザインさんに電話をして料理の部門を考え直したいと話してくれた。

そこからまず、会場探しが始まった。

”私が自由に使えて、うちのスタッフを連れて行って料理を作ってサービスできる会場”

ウェザインさんが探してくれるかもしれないけれど、私のワガママだからこちらも全力を尽くしたい。

あちこちに問い合わせて、知り合いに聞いてみたが、場所と厨房だけ貸してくれる大きな会場というのはなかなか無い事がわかってきて皆で途方に暮れた。

そんな中、スタッフの美穂ちゃんが自分の母校である相可高校に聞いてみてくれると言い出し、事態は一変した。

なんと!高校生レストランで有名な、まごの店を借りられる事になったのである。

つづく…

今日も長くなりました。

いつもありがとうございます!






[PR]


by ise-cocotte | 2016-10-12 00:13 | 日々のこと

マリちゃん(その1)

d0177251_00335124.jpg



伊勢外宮前料理店 cocotte山下 店主です。

まりちゃんは2014年の3月に山下製パン所の製造希望の新人として私達の仲間になった。

線が細くて真面目そうなマリちゃんは、予想通りの頑張り屋さんで、

cocotteに来る時はいつも走って来て、くだらない話もそこそこに走って帰る子だった。

たまにパン屋で見ると、顔面いっぱいの緊張感と、焦りが浮き出ていて、いつも見るたび冷やかした。

頑張り過ぎだよ、気負い過ぎ、良い子ちゃんを演じなくてもいいんだよ〜

と、思ってたっけ…

イジルといつも、反射的にちょっとした攻撃を含めた防御に入り、スルリとかわすマリちゃんは、

なんだか猫っぽいなぁと…捨て猫っぽいなぁと、思った記憶がある。

素のマリちゃんってどんな子なんだろう?
腹を割って話せる同僚はいるのかなぁ…?

って、ちょっと心配だった。

新潟出身のマリちゃんは、たまたま前職の配属が伊勢度会で、たまたま伊勢に来ただけで、同棲してる彼氏以外に、家族も知り合いも居ない様子だったからだ。

そんなマリちゃんが、休みがちになったのは、夏になりかけの頃だった。

最初は、身体がついてけないのかな?と、思っていたけれど、

連絡も無しに休むようになって、ピンときた。

ああ、精神的に参ってるんだな…

って。

ちゃんとした真面目な子だから、普通だったら必ず連絡をくれるはず。

これは、体力の問題よりも深いぞ…

と、思った。

私はcocotteに居るので、パン屋のスタッフ達がどんな顔してどんな思いで働いているのかは、あまり良く知らない。

でも、ちょっとした顔色や声色、返事なんかでなんとなく調子良いか悪いかわかるものだ。

とは言え、パン屋の事にあれこれ言うのも筋が違うなと思っていた。

そんなある日、たまたま休日に入っていたランチboxの仕込みで1人出勤してcocotteに居たら、

マリちゃんがフラリと現れた。

休日にマリちゃんを見たのはその日が初めてだったし、私服を見るのも初めてだった。

”シェフ…チョットだけお話するお時間いただけますか?”

マリちゃんは、あまり元気の無い様子で緊張気味にポツリと言った。

あ、来たな…退職願いだな…

ピンときた。

が、1人での仕事に思いのほか手間取っていた私は、ランチboxの予約時間に間に合いそうも無く…

”このランチboxの引き渡しが終わるまで、チョット待ってて!”

と、マリちゃんを待たせる事にした。

が、1人で頑張っても間に合わなさそうな雲行きになり、

気がつくと、マリちゃんは

”シェフ、何か私に出来ることありますか?”

と、手を洗い始めた。

”じゃあ、これお願い!その後これ!!”

と、ビシバシ仕事を振り、

なんとか納期に間に合わせる事が出来た。

あれが、マリちゃんとの初仕事だった。

その後、ふう〜と一息して、向かい合ってテーブルに着き、

さあ、退職願い聞くか…って腹をくくって聞く姿勢に入った。

が、最終的にはマリちゃんの口から、退職の言葉は出なかった。

その日話した内容は、あまり良く覚えてないけれど、

初めて、マリちゃんが素直に腹を割って話してくれた気がした。

見栄を張らず、意地を張らず、自分でも消化し切れない思いや感情なんかも、言葉を探しながら、1つづつ丁寧に表現してくれた。

私にも昔、似たような経験があったから、そのときのことを思い出しながら、こうしてみたら?とか、あの本読むと良いよ。とか、いろいろ本気で聞けたし、応えることが出来た気がした。

そして、私はマリちゃんに宿題を出した。

休む。働く。辞める。自分で決められるようになったら話しに来て。と。

何日か過ぎ、夏も盛りになった頃、

またまた私が1人で営業していた”暗闇ワインバー”に、マリちゃんが彼氏と来てくれた。

ヒョロっとした頼りなさそうな彼氏は、”ビールください” と、アッケラカンと言って、

緊張感バリバリのマリちゃんを前に、美味そうにビールを飲みながらくつろいでいた。

ひととおりお客様も退いてきたので、マリちゃんのテーブルに行くと、

暫くして、涙をいっぱいに溜めたつぶらな瞳で私の事を見上げて、マリちゃんは退職願いを口にした。

相変わらず彼氏はひょうひょうとくつろいでいる。

チョット彼氏の心理状態を疑ったけど、気にせずマリちゃんの方を見て私は笑顔で言った。

”ちゃんと決められて良かったね”

あの日から、退職を決めるまでの道のりをマリちゃんはその後話してくれた。

小川(彼氏)が毎晩話を聞いてくれた事、小川が私が勧めた同じ本を読んで理解するのを手伝ってくれた事、小川がマリちゃんを養うと言ってくれた事、今日来ることも小川が背中を押してくれた事…

なんだ、小川、いい奴じゃん(笑)

このヒョロっとした三白眼の男が、実は海のように心が広いとマリちゃんは言う。

ふと見ると、小川は相変わらずひょうひょうと、薄ら笑いを浮かべながら、

”マリちゃん、頑張ったね〜”

と、上から目線(三白眼)でマリちゃんを見ていた(笑)


まだまだ続く…(笑)

長文お付き合いありがとうございます^ ^

















[PR]


by ise-cocotte | 2016-10-09 22:28 | 日々のこと


小さな料理店店主の日記。
by ise-cocotte
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

検索

最新の記事

ぬぬぬぬぬ〜 夏バテ
at 2017-07-27 22:20
八月のお知らせ
at 2017-07-25 14:54
coco右衛門の会 (蕎麦と..
at 2017-07-15 07:45
出発!
at 2017-07-03 12:53
7月のお知らせ
at 2017-06-30 17:39

ブログパーツ

ファン

ブログジャンル