コトコト日記


文脈棚


伊勢外宮前料理店 ココット山下 店主です。

文脈棚。

そんな言葉があることを知ったのは6年前。

東京の下町に住んでいて、

近くに大型書店がないのがちょっと寂しいなぁと思っていたころだった。

休日に大きな本屋さんを端から端まで見て、重くて持てないくらい本を買うのが楽しみだった。

自分の興味の矛先が今、どこに向かっているのか知る意味でも本屋さんは良い場所だった。

地下鉄に乗って、大きな書店に行って帰ってくるだけで一日が終わってしまう事もあった。

けど、

ある日、散歩の途中にふらっと近所の小さな本屋さんに立ち寄ってみたところ、

小さな小さな店内からなかなか出られなくなってしまった。

ヤバイ。。。

気になる本が数珠つなぎに並んでいて、選びきれない。。。

一周回って、二週回って、三週回って、

いつもだったらチェックした本をどんどん絞り込む私だが、

周を重ねるごとに買いたい本が増えてしまってヤバイ。。。

意を決して、近所だからまたすぐ来られるから、と、自分に言い聞かせて、

最初に気になった1冊を買って家路についた。

次の休みにも気になってまた行ってみたら、

やっぱりまたヤバイことになった。

さらに、もっと読みたい本が間間に、挟み込まれていて、

何周もグルグル回ってまた1冊買った。

この本屋さん、なんか、他と違う。

下町のゆるさを前面に出した店頭とは裏腹に、

棚の中の本は、棚ごとに物語をつくり、

その隣の棚にまた誘われるように進んでしまう。

棚の一つ一つは物凄い個性を打ち出しつつ、

心地よい不揃い感で引き付ける。

そして、何かを訴える。

店員さんの顔を見た。

納得の面構え。

なんか、キラキラというか、ギラッとしてるというか、艶があるというか、

そこにいる意味がある人の顔をしていた。

この人の意思でこの棚は作られているんだろうなぁ。

と、思った。

あまりにも気になったので、家に帰って検索してみたら、

その本屋さんは、その筋では(どの筋?)有名な本屋さんで、

その店長さんも、そのようだった。

その時初めて文脈棚の存在を知り、

私はその本屋に毎週行かないと気が済まなくなった。


さてさて、そしてふと今日は思いついた。

ワインリストが文脈棚だったらどんなに楽しいだろう。

地域やら、品種やら、お値段やら、

そんな順番じゃなくて、

もうちょっとパーソナルなカテゴリーのつながりを楽しむ文脈リスト。

作ってみたいけど、

そんな知識もないし、

でも、そんなリストのあるお店に行ってみたいなぁ。。。

めっちゃ通いつめたくなってしまうんやろなぁ。。。

いつかそんなリストを作ってみたいなぁ。。。


もっともっと勉強しよ!!!


個人的なブログでごめんなさい。


いつもありがとうございます。
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by ise-cocotte | 2014-12-05 01:30 | 日々のこと


小さな料理店店主の日記。
by ise-cocotte
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